どのような制度なのですか?
相続時精算課税制度というのは、高齢化の進展を考慮した政策のことです。
具体的には、次世代への資産移転の円滑化等を図るために採られた、相続税・贈与税の一体化措置のことをいいます。
相続時精算課税制度の内容は?
相続時精算課税制度は、親から子への生前贈与について、受贈者の選択により、贈与時に贈与税を支払い、相続時には生前贈与財産を加算して相続税を算出し、支払った贈与税を控除する制度です。
なお、これによって、生前贈与の有無にかかわらず、相続税は同額となります。
ちなみに、贈与時に2,500万円の特別控除※があり、これを超えると一律20%の税率で贈与税が課税されます。
※累積で、限度額まで複数年にわたって適用されます。 |