譲渡所得というのは、個人の資産の譲渡による所得のことです。 この資産には、土地、借地権、建物、船舶、機械器具、地上権、無体財産権等一切の資産が含まれますが、棚卸資産や山林の譲渡は除かれます。
短期譲渡所得は、保有期間が5年以内の資産の譲渡による所得のことをいいます。 また、長期譲渡所得は、保有期間が5年を超える資産の譲渡による所得のことをいいます。
資産は、土地建物等とそれ以外の資産に区分し、短期譲渡所得と長期譲渡所得それぞれ次のように課税されます。 ■短期譲渡所得 ⇒ 租税特別措置法により、分離課税とされます。 ■長期譲渡所得 ⇒ 所得税法により、他の所得と合算して総合課税の対象となります。
土地建物等の譲渡所得は、収入金額から次のものを差し引いて算出します。 ■取得費 ■設備費 ■改良費 ■譲渡費用 ■特別控除