消費税というのは、税の負担者と納税者が異なる間接税のことです。 具体的には、課税物件の補足状態を基準とする財政学上の分類で、物品・サービスの消費という事実に担税力の存在を推測して課する租税のことをいいます。
消費税は、事業者に課税する税金ですが、転嫁により負担が消費者に帰着することを期待する間接税の性格も持っています。 なので、日本の消費税は、一般消費税、間接消費税ともいわれています。
所得課税というのは、課税対象となる物のとらえ方のことです。 具体的には、担税力の標識と課税物件の相違を基準とする区別で、人が収入を得ている事実に着目して課される収得税のうち、ある人の総合的担税力の標識である所得を直接対象とする課税のことをいいます。
所得税、法人税、住民税等は、この所得課税に属します。 また、事業税等は、収得税のうち、ある人の所有する生産要素からもたらされる収益を対象とする収益課税に属します。