財形貯蓄制度とはどのようなものですか?
財形貯蓄制度は、財形住宅融資の利用条件にもなっていることから、住宅ローンと密接な関係にあります。
財形貯蓄というのは、その目的が勤労者の財産形成となっているので、利用できるのはサラリーマンだけなのですが、給料天引きで貯めやすかったり、利子が非課税になったりといろいろなメリットがあります。
とはいえ、この制度を勤務先が導入していない場合には利用できませんので、利用の前に勤務先の総務や人事など担当部署に問い合わせるようにしてください。
財形貯蓄の種類について教えてください。
財形貯蓄は3種類あります。それぞれの特長については以下の通りです。
<財形年金貯蓄>
60歳以降に年金として受け取るための貯蓄で、生保型商品もあります。このタイプは住宅資金のために途中で解約してしまうと、利子課税が非課税になる特典が受けられなくなリます。
<財形住宅貯蓄>
住宅資金に充てるのであれば、550万円までの貯蓄の利子が非課税になります。
<一般財形貯蓄>
貯蓄を取り崩すときに特に条件などがない代わりに、利子課税が非課税になる特典はありません。
財形貯蓄のメリットとはどのようなものですか?
財形住宅貯蓄については、利子が非課税になるメリットがあります。一般の金融商品ですと利子に20%の分離課税が課されるのでその分有利になります。
また、毎月の天引きやボーナスからの増額した金額の天引きができるので、貯蓄計画も立てやすいです。
将来マイホームを購入する予定があって自己資金が不足している人にとっては、利用価値の大きい制度といえそうです。 |