5%ルールとは?
5%ルールというのは、不動産の流動化で不動産の譲渡人が、オフバランス※1する際の会計上のルールのことをいいます。
また、5%ルールは、不動産に係るリスクと、経済価値の移転に関する判断基準として、リスクの負担割合※2が概ね5%の範囲内であれば、リスクと経済価値のほとんどすべてが、他の者に移転しているとみなされ、その譲渡は真正売買として会計処理ができるというものです。
よって、譲渡人にリスクが5%以上残っている場合には、真正売買とは認められませんので、金融取引とみなされます。
※1 自身のバランスシートから切り離すことをいいます。
※2 流動化する不動産の譲渡時の適正な価格(時価)に対する譲渡人のリスク負担の金額の割合のことです。
日本公認会計士協会の指針では?
平成12年に日本公認会計士協会から公表された「特別目的会社を活用した不動産の流動化に係る譲渡人の会計処理に関する実務指針」では、譲渡人の会計処理の判断基準として、5%ルールが統一化されました。 |