製作物供給契約というのは、民法が定める典型的な契約類型に属しない契約の形態のことです。 具体的には、当事者の一方(請負人)が相手方(注文者)の注文に応じて、自分の材料で製作した物を供給し、相手方(注文者)がこれに対して報酬を支払う契約のことをいいます。 ちなみに、製作物の所有権を報酬を得て移転するために、請負と売買の混合契約と解されています。
正常価格というのは、不動産鑑定評価で求める価格の種類の1つです。 具体的には、価格の統制等が加えられず、自由な合理的市場で形成される価格を意味します。 わかりやすくいうと、不動産が相当の期間市場に存在し、売手、買手とも十分に市場の事情に通じ、特別の動機を持たない場合に成立する価格ということです。 ちなみに、鑑定評価では、原則としてこの正常価格を求めることになっています。