住宅ローンを組む際に団体信用生命保険で気を付けたいことは?
住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険への加入について特に注意したいのは以下のような点です。
■加入の時期と変更について
団体信用生命保険は、住宅ローン申込時に加入することができます。
ただし、金銭消費貸借契約後の加入はできません。また、返済途中での変更もできませんので注意が必要です。
■親子リレー返済での1人加入について
住宅金融支援機構の団体信用生命保険は、親子リレー返済のケースでは、親か子のどちらか1人が加入すればよいことになっています。
しかしながら、1人しか加入していないと、加入していない方が死亡したときには債務の弁済はできませんので注意が必要です。
ただし、夫婦ペアでの連帯債務者の場合には、「デュエット」によって2人とも団体信用生命保険に加入することは可能です。
なお、民間住宅ローンの場合では、親子リレー返済の場合は子だけが加入となっています。また、「デュエット」については採用されていません。
団体信用生命保険の上手な利用法は?
そもそも団体信用生命保険に加入するというのは、万一借主に不測の事態が起こっても、保険金によって残った債務が支払われるので、残された家族にとっては残債務の請求がくることもなくなり安心できるものです。
他の生命保険に加入しているからといって、団体信用生命保険に加入しない人も中にはいらっしゃるようですが、団体信用生命保険の保険金は残された家族の生活費として利用することもできますから、できればぜひ加入しておきたいところです。
なお、最近は、三大疾病付(がん、脳卒中、心筋梗塞)の団体信用生命保険もありますので、こちらも検討してみるとよいと思います。
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